タイトルの言葉は、最高品質のエッセンシャルオイルを提供する会社の代表で、代替医療のドクターの方(D. Gary Young)の言葉です。この言葉の後には、病気を治すのは医者ではない、薬ではない、それは誤解だ(意訳)と続きます。
絶対に治ると信じている方以外は、慢性的な病気に対して医師や薬剤師の扱う所謂「薬」というものを漫然と服用し続ける事をお勧めしません。
僕は医者や薬を酷く憎んでいるわけではありませんが、安易にそれを肯定する事が出来ない理由がありますので続きに記します。
1.自分の病気について
誤解を恐れずにとりあえず言ってしまえば、僕は回帰性リウマチという病気です。
遅くても20歳以前に発症して、それから10年以上経過しました(10代の頃から軽い症状が出ていたかもしれません)。
主な症状は部位が頻繁に移動する関節痛で、ひどい時は膝が腫れて曲がらなくなり、ひどい痛みを伴い、歩くのも困難になります。
手首から先に症状が出れば、服のボタンを留める事も、箸を持って食事をする事も満足にできません。
2.体質について
僕自身は意識した事はありませんが、血縁者がアレルギーや喘息に苦しめられていたり、日光過敏症等の傾向があるため、僕自身も遺伝的に頑健とは言い難いようです。
乳糖不耐症?のため牛乳は飲めません。
特に人工甘味料の含まれる食品を摂取すると、関節の症状が直接悪化します。
3.通院治療
22歳くらいの頃から断続的に約6年間、整形外科や膠原病内科、心療内科を受診しました。
レントゲン、血液検査、CT、MRI、症状が強いときを狙って何度も検査を受けましたが、何れにおいても明確な原因を特定する事は出来ずに「回帰性リウマチ」と診断されています。整形外科医に「医療が進歩すれば解決できるようになるかもしれない」と言わせてしまうような状態です。
痛みを抑えるためにNSAIDsに分類される痛み止めはほぼ全て、ステロイドも処方されて毎日服用しました。
痛み止めが有効でなくなってからは、抗うつ薬の処方も受けて服用しました。
4.薬の副作用
ステロイドは作用も副作用の危険も大きく、継続して処方されませんでした。
NSAIDsは消化管への副作用が強く出たため、(PPIを含む)胃薬と共に服用しましたが、最終的には関節も胃腸も共に痛いという状況になって継続できなくなりました。
痛みの軽減効果もあると言われている一部の抗うつ薬には助けられた面もありましたが、集中力や記憶力等、失ったものも多かった印象です。
5.薬を服用し続けるという事
健康保険により半分以上の医療費補助を受けているにもかかわらず、医療費控除を受けられるほどの医療費を支払いました。
毎日、毎食後の服用は医師の指示通り、なぜこんなにも副作用に気を使わなければいけないんだろう?自分の病気はなぜ改善しないんだろう??という疑問が次第に大きく膨れ上がりました。
痛み止めを服用し続けた結果、次のような経過を辿りました。
痛みの軽減→平熱が下がる→消化管の炎症→平熱が上がる(夜間の微熱)→痛みの軽減効果消失
上記のような状況に陥ってしまった自分の注意不足と、通常医療についての誤信に気がつきました。
6.薬ではないもの
幸いなことに、医療としてのエッセンシャルオイルを勧めていただく機会に恵まれ、通常医療以外の選択を見つける事が出来ました。
毎日健康体操として続ける事が出来る気功(たいっち)も紹介していただき、これが僕の病気による症状を劇的に改善するきっかけになりました。
現在は毎日1時間の気功修練と、調子を整えるためにエッセンシャルオイルを使いながら、薬は服用せず、病院にも行かなくてすむ生活を2年近く続けています。
最近になって身体の調子が本格的に整ってきたためか、食事にも大変気を使うようになり、自分の健康を害するものを避けられるようになってきたような気がします。
以上、これはあくまで僕自身の事ですが、意見を述べるにあたっての理由としてまとめました。
効くかどうか分からない薬を漫然と医者の言いつけ通りに飲まされている方は多いのではないでしょうか。
健康になるための手段はいくつもあると思います。僕が自分の体験を通じて言いたい事は、「健康のためにエッセンシャルオイルを飲んでください」とか「健康のために気功をしましょう」ではありません。病気で苦しんでいる方に、勘違いに囚われずに自分を大切にして早く健康になるための手段を見つけてほしいということだけです。
冒頭で紹介した方も自ら大変な事故による怪我や愛する人の病気に苦しみ、一から勉強してドクターになったと言うお話を聞きました。とても研究熱心で家族思いの、熱い心の持ち主だと思います。
僕に気功を教えてくれている方も、幼少期から怪我や病気その他で大変辛い多くの経験をされたそうです。気功の修練を毎日続ける事は大きな効果があるのですが非常に大変です。それをいかに楽しく簡単に期待を持って継続できるようにするか、という部分に注力されています。
自分が経験した苦しみから他の人も解放されて欲しいと言う強い思いは、どこかで非常に強く繋がっているような気がします。
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