SONY TCM-19 の修理

ジャンクで異音を発するのみで動作しない状態の SONY のカセットレコーダー TCM-19 を入手したので修理してみました。

参考動画

修理にあたり以下の動画を参考にさせていただきました。

修理のために必要になった部品

最低限動かすための修理

まずは動画を参考に分解してゴムベルトの状態をみてみます。

見事に溶けて真鍮製のプーリーにこびりついていたのでまずはこれを除去しました。劣化して崩れるスポンジテープも除去してしまいます。

最後にアルコールで綺麗に拭いたら新しいゴムベルトをかけて組み立て、いったんテープの再生・録音は可能な状態になりました。

(これは別のタイミングに基板を撮った写真なのでゴムベルトにフォーカスがあっていません)

音質改善

とりあえず動くようにはなったものの、テープを使用せずに空の状態で再生開始するとザラザラと盛大にノイズが出ている状態でした。テープを使用して録音、再生をするもかなりノイズが多く、設計時の性能を全く発揮できていない様子でしたので、劣化が疑われる電解コンデンサーをすべて交換することにしました。

動画を参考にはんだ付けされている線をすべて外して基板を取り外します。

ここまで分解するとテープカウンターのゴムベルトが見えます。こちらは溶けていませんでしたが劣化して固くなっていましたのでついでに交換してしまいます。もともと使用されているものは角ベルトでしたが同じサイズのものが見つからず O リングで代用しています (とりあえず動作に支障はないようです)。

基板の電解コンデンサーは一つ一つ静電容量を確かめて交換しました。一部は入手可能な部品の都合で積層セラミックコンデンサーや容量が少し違うものに変更している個所があります。

最後の動作確認

動画を参考にさせていただいた Vtuber の図月つくるさんにお願いしてテスト用のボイスを用意していただき、録音・再生したときの音を確認しました。

再生ノイズはほぼ気にならないレベルまで小さくなりました。
VOR (ある大きさ以上の音をマイクが感知して自動的に録音を開始する機能) が有効な状態で録音したのですが、感度の設定を誤って低くしてしまい、音源のスピーカーにかなり近づけてしまったので少し歪み気味かもしれません。もっと感度を上げて録音すれば本体のマイクを使用してもさらに音質は改善することができそうです。
直流バイアス方式ということを考えるとこのくらいの音質で使用できれば良さそうな気がするので満足しています。

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