DEATH STRANDING の感想

7 月には PC 版も発売される予定の DEATH STRANDING を PS4 でプレイして、全体的には自分で買ってプレイするほどでもなかった、というところに落ち着きました。

一人で黙々とプレイしているだけでも、NPC や他のプレイヤーからの感謝を随所に感じることができるところがこの作品の大きな特徴かと思います。中盤はフィールドの設計が原因で車両での移動が困難な箇所があり、国道建設を進めることにしたのですが、その結果大量の (他のプレイヤーが国道を利用したことを伝える) ログが流れることになりました。NPC の「ありがとう」という言葉も、このログも最初は心地良いものに思える時間もありましたが、終盤では少し疲れるなと感じるところもありました。

ストーリーは映画にはボリュームが薄くて足りず、ゲームとしては重すぎる印象です。なんというか MGS2 をプレイした際に感じた (それ以降の作品をプレイする意欲もなくしてしまうほどの) 疲れをこの作品でも感じることになりました。

このような感想を述べることは、監督のファンの方には大変申し訳ないのですが、この作品はゲームというよりは映像作品のおまけでゲーム要素がついているのかなと感じるところもあります。決して完成度が低いわけではないのですが、組み合わされた複数の要素のバランスを取るためにどっちつかずになってしまったようなところを感じます。個人的には特に銃火器による射撃のインターフェースに最後まで慣れずに苦労しました。

また、PC はフィールド上で排尿することができるのですが、全編通してムービーシーンが多く、プレイヤーには自由な離席が許されないというところもかなり苦しい印象です。

最終的には自分がゲームに求めるものとの違いに苦しむことになってしまいましたので、なかなかこれは誰かにおすすめできるというものではなく、ストレージの圧迫もありアンインストールしてしまいました。気になる程度の興味で購入すると、手を出すとべきではなかったという後悔が残る作品ではないでしょうか。

 

※ 作品とは無関係ですが、これは政治思想についての個人的な学習を進める際の一つの材料として昇華しました

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