Return of the Obra Dinn の感想

このゲームも誰かの配信観ていて自分でプレイしたくなったものの一つです。ただこれはストーリーや謎解きを自分で楽しみたかったので、ライブ配信中にもうその先の視聴をやめて自分でやるぞ、と決めて Steam で購入しました。

このゲームを作った Lucas さんは個人開発者の方です。

インディーゲームの開発シーンを語る上では、Lucas Pope氏は欠かすことのできない存在だ。ツール作成のエンジニアおよびModderとしてキャリアを歩み始め、同僚たちとスタジオRatloopを設立。Realtime Associatesに入社しシリアスゲームに関わった後、Naughty Dogに加入。『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』などに携わったのち独立し、“個人開発者”として活動を始めた。

奇才ゲームクリエイターLucas Pope氏インタビュー[開発編]。傑作『Return of the Obra Dinn』を生み出すため、いかに苦しみ抜いたのか – AUTOMATON

個人開発者であるが故に、限られたリソースをどのように使うのかという点で多くの苦労があったと思います。プレイした後でこのインタビューを読みましたが、多くの課題を解決していくプロセスがエンジニアリング的なものであったりするようなので、親近感を感じる事ができました。また、完成させるための努力を継続する事については、なかなか真似できることではない崇高な仕事だったと想像しています。

肝心のプレイ体験ですが、始まる前から意図的に低解像度かつ色もない独特の雰囲気の世界にのまれます。結構衝撃的なシーンがいくつもあるのですが、この雰囲気でうまく丸められているところもあるのではないかと感じる事ができます。内容はひたすらヒント集めと謎解きで、進めるにしたがって埋まっていく手帳は、実績収集家としての満足感も良い具合に刺激してくれます。

結果的に攻略情報などを一切見ずに最後の隠し実績まで余す事なく楽しむ事ができ、総プレイ時間は 13 時間でした。謎解きのヒントは、注意していないと見つけられないものがいくつもあったり、直接のヒントばかりでもなく消去法で考えてみる事が必要だったり、しっかり解こうとするとなかなかの難易度です。正解を選択する事ができれば結果が確定して話は進むので、詰まったときは多少強引なやり方も通じます。途中迷ってそれなりに行ったり来たりしましたが、このくらいの時間でやり終える事ができるボリュームは、プレイする側としてとても歓迎できる点ですね。

スクリーンショットを撮ろうと思ったのですが、Steam クライアントの 100% のご褒美バッジ部分はゲームのタイトルが分からないのと、実績のネタバレが含まれるので遠慮して殺風景な感じになりました。GOG と比較してしまうと味気ないですね。

GOG のページへリンク

Steam のページへリンク

Nintendo Switch のページへのリンク

PlayStation Store のページへのリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました